・ペルソナとターゲットはどう違うの?
・ペルソナ設定ってやった方がいいの?
・記事を書く前にペルソナ分析で挫折しそう
有益性のあるブログコンセプトを決める際、『ペルソナ』を決めます。
あまり聞き慣れない言葉ですよね。私は「ペルソナ」という言葉を初めて聞きました。
そして「???』となりました。
ぺルソナ分析を適当にやってしまうと、記事を書き始めてから記事を書く手が止まってしまいます。
それだけならまだしも、一生懸命時間と想いを込めて書いた記事が誰にも読んでもらえない、届けたい相手に届かないという悲しい事態が起こります。
そんな悲しい事態にならないためにペルソナの決め方と記事が書きやすくなるペルソナ分析の方法をお伝えしていきたいと思います。
ブログのターゲットを決めるだけではだめですか?
ブログのターゲットは、あなたが書くブログに興味を持ってくれそうな層の人のことで、ペルソナとはターゲット層のど真ん中、特定のひとりの人を想定することです。
これだけ言われても「ピン」とこないかもしれません。
わたしもブログのコンセプト設計にあたり、ペルソナ分析をしましょうと言われたとき、
「ターゲットを決めるだけではいけないの?」と思いました。
ペルソナについて考える意味が説明されてもよくわからなかったのです。
ターゲットとペルソナの違い
例えば、ターゲットが50代の既婚女性としましょう。
その中から2人の女性にしぼって特徴を詳しく挙げていきます。
2人とも50代の既婚女性ですが、Aさんはキャリアウーマン、Bさんは専業主婦で2人の異なった生活スタイルが浮き彫りになりました。
そして、AさんとBさんがそれぞれ全くちがった価値感を持っていることが想像できます。
ブログを書く目的は『誰にどんな未来を届けるか』でした。
Aさんに興味がある記事はBさんにとっては自分のことと思いにくい記事が多いでしょうし、Bさんの心に残る記事はAさんには興味がないかもしれません。
どんな人にどんな価値をお届けするためのブログかを明らかにするためにペルソナ分析はとっても重要なのです。
ブログ記事を書きやすくするためのペルソナ分析3STEP
STEP1:コンセプトにあったターゲットを決める
まずはブログのコンセプトを決めて、大まかなターゲットを決めましょう。
コンセプトの決め方についてはこちらの記事をご覧ください。
わたしのブログであれば、
コンセプトは
『50代主婦が自己実現のために1年間Webマーケティングを学ぶ』
というものです。
ターゲットは
今までWebにあまり触れてこなかった50代の主婦。
若い頃は仕事をしていて、やりがいを感じていたけれど、
子育てのため仕事を断念。
子ども達の手も離れてきて、自分のこれからについて考え始めている。
今までの経験を活かして社会の役に立てることを仕事にしたい。
と思っている人です。
STEP2:ターゲットから理想の未来を届けたい1人の人物像を考える
しぼり込んでいくにあたって、下記の内容を盛り込んでいくと考えやすいと思います。
・年齢
・性別
・年収
・仕事
・貯金
・結婚しているか
・子どもはいるか
・住んでいる場所
・趣味
・性格
・大きな悩み
・理想未来
わたしのブログの場合の『1年後の理想未来』は
個人としては
- 未来を担う子ども達が希望をもって育まれる環境を作れるようにお手伝いできる持続可能なサービスを作っていきたい!
パートしているカフェのために
- 今働いているカフェの知名度があがり、元気になりたいならここに行ったらいい!と言われるカフェにしたい。
食べて元気になれるを実感して欲しい - カフェで作っているオリジナル商品をWebで売れるようにしたい!
こんな理想未来を描いているペルソナはこんな感じです。
50歳女性。
性格:明るい お人よし
地方の賃貸庭付き一戸建てで夫(同級生)と高校生の息子と中学生の娘と4人暮らし
子ども達は2人とも私立の中高一貫校に通っている。授業と、自習学習で成績はそこそこ取れているので、塾には通っていない。
夫は地方公務員で、自分は知人のカフェを扶養の範囲内で週4日パートとして手伝っている。
若い頃はリハビリ技師として仕事をしていて、やりがいを感じていたけれど、子供が生まれてからは子育てに専念。
子ども達の手も離れてきて、時間が少しずつ取れるようになってきたので、
子ども達が大学進学、就職した後の自分のこれからについて考え始めた。
子ども達は2人とも大学進学を考えている様子。
地方のため一人暮らしになることが考えられる。
子ども達の大学進学のための生活資金や老後の生活のために、子ども達が大学進学するタイミングくらいで本格的に仕事に就きたいと考えている。
子育てと今までのリハビリ技師としての経験をいかし、子ども達がいきいきと生活しやすい環境を作れるような仕事にしていきたい。と考えるが、自分ができることと持続可能な仕事にできることはどんなことかを模索中。
そして、それを実現するために苦手なWebを勉強することに決めた。
夫は定年後、今までやってきた専門職(リハビリ技師)を半日やって、趣味の家庭菜園を本格的にやるような生活スタイルを考えている。
どんな人物か思い浮かべられましたか?
STEP3:ペルソナの悩みを100こ考えてみる
まず、上記のペルソナが50代の女性だということがわかりました。
次にSTEP2を参考にして、どんな価値観を持っていそうか想像してみましょう。
・時間の自由は作れそうだが、金銭的に自分につかえる余裕は少なそう。
・起業で大きな収益をあげたいというよりも、自分の経験から社会に残せるものを探
したいと思っていそう
・節約術に興味がありそう
・自分が使えるお金を増やせると喜びそう
・年齢を理由にせずチャレンジしたいと思っていそう
・リスクもあるけれど、自分が喜べることを大切にしたいと思っていそう
予想された上記の価値観とSTEP2で達成したい理想未来の間に起こりそうな悩みを100こ考えていきます。
悩みの種類は
収入・仕事・夫婦関係・家族関係・友人関係・健康・美容・将来の悩み・恋愛など
の項目を考えると出しやすいかもしれません。
例えばこのペルソナであれば
・起業を考えたいけどお金はないから、自分でできることはやりたい。
そのためには今は苦手だけどWebの知識を身につけたい
・生活の中で子どもや夫、家族を優先してきたけれど、毎日、自分の勉強時間を確保したい
・起業するにあたっての知識も全然ない。フリーランスで収入を得ると扶養だとどうなるの?
などなど、書き出した悩みのひとつひとつを解決していけるように、記事を書いていきます。
そうすることでペルソナが達成したい理想未来に到達できます!
まとめ
有益性の高いブログを始めるにあたって『ペルソナ分析』をすることをお勧めします。
『ペルソナ分析』をすることでこれから始めるブログで「誰にどんな未来を届けることができるか」がはっきりします。
ペルソナ分析をするために以下の3つのことをおこないます。
① コンセプトに対するおおまかなターゲットを決めます。
② ターゲットから理想の未来を届けたい1人の人物像(ペルソナ)を考えます。
③ペルソナが大切にしている価値を考えながら、悩みを100こ書き出します。
いかがだったでしょうか?
ペルソナ分析はブログを届けたい相手を明確にして、その人の理想未来を叶えてもらえるためにも大切な手順の一つです。
大変な作業ではありますが、読んでくれた相手の未来が必ずいい結果になることを考えて頑張りましょう。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。